明日から来い

なんでも自己流でやっていた20代も、後半に差し掛かった頃。自分のやっている事が、所詮誰かの焼き直しにしか思えなくなり、個性を求めて己を見つめ直そうとすると、毎回同じ結末になるという、どこにでもあるような壁に、私なりにぶちあたっておりました。

その頃「伝統芸能はいいなあ」とか「誰か師匠につきたいなあ」なんて甘〜い考えを密かに抱いていたわけですが、何年か後、芝居をやめて、「今回の人生はしばらく面白いこともないかも〜」とかふらふらしていたら、「わしゃ、焦っとんのや」と凄む、当時85歳の師匠に会ったわけです。

「やりたいことがたくさんあるのに、俺にはけっこう時間がない。お前、俺の代わりにやる気あんのか、どうせないだろ」達観するでも、凄むわけでもなく、忙しいのに時間がないことにイライラしている85歳を見て、とても驚きました。

「やりますよ」「じゃ明日からこい」「2週間待ってもらえませんか?」「なら、いい」「明日から来ます」と言って、ヒヤヒヤしながら1週間後に出社したら、「誰や?」と。これが師匠との出会いです。

3年間は何も考えず、言われる通りにしようなんて思ってたら、「やりたいことなんて元々何もなかったんじゃないか?」と思えるくらい、起きている時間は受けた指導を消化するだけで、時間が過ぎて行きました。

かつて望んだ弟子入りは、こんなに辛いものかと、笑いがこみ上げるほどでしたが、同じように砂を舐める兄姉弟子たちがいたので、なんとか、やってこれました。

師匠は、今日も焦ってました。

今日は何をやらかした?

海外進出&インバウンド誘致の専門紙「国際イベントニュース」編集長・東島淳一郎が、今日怒られたことについて、説明します。

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